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2010/05/17

ヒメフウロ?

『土がまだ自然な状態を保ち、肥料や農薬を与えられていない場合には、一戸建ての家のまわりには実にさまざまな薬草が育つものです。
それを見れば、どんな人が住んでいるか、そしてその人たちが自分たちの健康のためにどういう薬草を必要としているかがわかります。
住人のうちの誰かが身体が弱かったり、病気にかかっていたりすると、突如としてそれに効く薬草が近くに生えてくるのです。
場合によっては、病気にかかる前に、その病気に効く薬草が生えてくることもあります。その人たちが越して別の家族がやってくると、すぐ近くに生える薬草の種類や組み合わせも変化し、新しい住人の健康条件に適応するのです。
これをあなたはどう解釈しますか。
わたしたち人間は所詮、自然という木の一葉にすぎません。そして、自然はこれほど賢く、寛大にわたしたちに接してくれているのです。』
月の癒し(P.80、第四章ハーブより抜粋させていただきました。):ヨハンナ・パウンガー、トーマス・ポッぺ 著。小川捷子 訳。飛鳥新書。


この章をよんだときにいくつか思い当たることがありました。
そしてこの春、突然はえてきた草花があります。
とってもかわいいピンクのちいさな花をつけていたので、草取り中もどうしても片付けられなかったのです。
まずネットで調べると、ヒメフウロ(姫風露)という名前のものに似ていました。
でもこのヒメフウロ、ほかの草花にも同名のものもあったりして、なんだかハッキリわからないのでした。
草花図鑑を見ると、ゲンノショウコにも似ているようです。(同じものとする説明もありましたが、はっきりわかりません。)
いずれにしてもやはり薬草のようで、とても興味深く思いました。ヒメフウロだとすると、漢方では「猫脚印ビョウキャクイン」という愛らしい名前のようです。
草全体から塩を焼いたような匂いがするとかで別名をシオヤキ草というらしいですが、あまり匂いませんでした。
中世で活躍した薬草のひとつでもあるようです。
健胃作用、リンパ系の活性化、などの他に紫外線によるダメージを防いだり、抗酸化作用や美白作用もあるらしいですが、はてさて、どのように使えばいいのかしらと悩みます。素人のわたしには皆目検討もつかなくて、残念です。


みなさまのお家のまわりには、どんな草花がはえていらっしゃいますか?
あたたかくなり、雑草も一気に伸びる草取りのシーズンです。
観察してみると、ご家族の健康状態をお知らせしてくれている草花があるかもしれません。


本日もご覧いただきましてありがとうございます。
みなさまに、たくさんの愛と光と感謝をこめまして☆