だめかもしれないと嘆くよりも
いまのその気持ちを味わって慈しんで
感触を楽しんで
(キュッと痛むこの場所は
医学的に言うと
どの部分なんだろう)
まだはじまってもいないのだし
あれこれ考えないで楽しんで
いつかこの体を卒業するときに
あちらの世界への手土産になるような
ツライ、クルシイ、タノシイ、ウレシイ
色とりどりの気持ちを大切につめこんだ
カラフルなギフトをもって
軽やかに次への旅へ
100年後には
どうやらこの体はゼロになっているようだし
旅の恥は掻き捨て
なんて言いますが
できることなら
スマートに
シンプルに
もっと単純に
イノチミジカシ コイセヨワカモノ