【人間は、しょせん一本の管である。 作家・山口瞳 】
夜食に、辛いラーメンをいただいたので面白がって食べました。
辛くて大変だったので牛乳でごまかしながら食べましたが、
唇や口の中が痛くなりました。
一晩中、起きては化粧室へ、起きては化粧室へ……。
芸人さんやタレントさんは、番組内でよく激辛グルメを食べさせられていますけれど、
これは大変だ、と思いました。
朝になって
管を順調にすべりおちた先で
前夜に唇や口の中を襲った痛みがやってきました。
芸人さんやタレントさんは
カラダを張っているなあと感心するとともに
もう激辛や大食いっていう企画は
企画する人は楽チンかもしれないけれど
食べる側からすれば、カラダのためにも止めたらいいのに、と思いました。
その日は、野草茶とやわらかいものを少し食べて
管にごめんなさいを言いました。
激辛スパイスや激辛タレを
全て入れないで、加減すればよかったのよね。
くだらない、管(くだ)の話でした。