我が家のテレビは
震災の前の年のものだから
だいぶ古い。
(アナログからデジタル移行のため仕方なく買い替えた)
電源を入れると
しばらくチャンネルが変えられない。
有名な日本のメーカーの製品なのに。
アナログテレビの方が反応がよかったし、ガッカリしたっけ。
何が困るといえば
電源を入れたときに
刑事ドラマやサスペンスドラマの最中で
流血シーンや暴力シーンや人の憎悪を見なくてはならないときだ。
見たくないものを見せられるのは
大変ストレスだ。
(これは、病院の待合室などでも感じる。)
しばらくして
電源をいれてチャンネルを変えられるようになるまでに音量は下げられると知り
消音にして醜いシーンから目をそむけるようにして。
朝夕のニュース、
ワイドショー、
テレビドラマ、
殺人の話題やシーンを見ながら平気でご飯を食べるとき、
何かが麻痺しているんだろう。
子どもたちに平気で見せるとき
何かが欠けているのだろう。
それにしても
殺人シーンが多くないか?
リアルすぎやしないか。
ドラマは見ない方だけれど
テレビCMで何の前触れもなく
流血シーンや憎悪、あんまり上手じゃない刑事役や犯人役の演技を見せられると
本当に疲れる。
なんのために?
需要があるのだろう、と悲しくなる。
おそらく自分の中にもあるゼロではないそういった感情も感じて哀しくなる。
3S政策の一環。
精神の成長を阻みたい人たち。
最近は
夜中のテレビばかり見る。
良質な下らなさに癒される。
夜中はドラマのCMやらないから安心。
残酷な憎悪や、作り手の思惑を感じなくてよいから安心。