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2018/09/19

魂の療法

たましい、というとウンクサイ?
そう感じるのは何故だろうか。
たましい、魂。
魂という目に見えない確認が難しい概念を使ってアコギな商売をしている人たちがいるからではないかしら。
本当はとっても大切なことなのに
話すことさえ憚れるとは、此は如何に。

今より若い頃、ぐるぐると迷子になっていたときに
人生の指針として、大変助かりました本は、
冒険小説「聖なる予言シリーズ」、
それから、
アメリカの精神科医、ブライアンLワイス博士の「前世療法シリーズ」です。
今でも役に立つ本です。折に触れ読み返します。参考書みたいに使います。

今朝は、ふと本棚からこの本が気になり、
パッと開いたらこのページでした。

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P.105. 【愛に満ちた関係を築く】より抜粋

相手をはっきりと見なさい。
そして、その人をあがめたてまつるのはやめなさい。
あなたの親も先生も権威者も
あなたと同じただの人間です。
彼らだって、怖れ、疑い、不安、不完全性を持っています。
また、それぞれに問題も持っていて、
時には、あなたは彼らのゲームの駒に過ぎなかったりするのです。
彼らを対等な人、兄弟姉妹だと思いなさい。
彼らのあなたに対する批判は何の意味もありません。
もしかして、彼らは賢いかもしれません。
しかし、間違っている時だってあるのです。

(中略)

一見、すばらしく見える人には気をつけなさい。
最も危険な人物は、しばしば最も魅力的な包装をまとっているものです。
わくわくする、楽しい、刺激的、危険な香りがする、劇的な人生を送っているといった人たちです。
こうした外見は、あなたの心の目を曇らせて、そこにある危険を見えなくします。
目ではなく、心で相手を見ることを学びなさい。
心の中の感覚や怖れ、動機などに気づこうとしない態度は
すべてに注意を向けている状態とは正反対のものです。
自分の心の状態がわからないと、
人間関係を損なうことを言ったり行なったりしがちです。
すべてに注意を向け、真に自分自身を知っている時には、
不用意に人を傷つけたりしません。

(中略)

誰か他の人の目を見つめるとき、
そして、あなたを見つめ返しているあなた自身の魂を見るとき、
あなたは自分が意識のもう一つのレベルに達したことを知るでしょう。

(中略)

肯定的なメッセージを言葉で伝えなさい。
もっと手を握り合いなさい。心からほめなさい。
私達は誰でも、愛を与えると共に、
愛を受け取る必要があるのです。
批判も判断もせず、相手を傷つけようとせずに、話し合うように努力しなさい。
あなたの愛と思いやりを伝えなさい。
相手を傷つけるためや、相手に勝つために話をするのはやめなさい。
エゴとプライドは脇に置きなさい。
どちらも邪魔になるだけです。
公平にバランスをとって、
注意深く話を聞きなさい。
相手が安心して話せるように、二人の場所を安らぎの場所にしなさい。

(中略)

怒りを手放すのは、とても難しいことです。
怒っているとき、私達は
自分は正当で正しく、自分の正直さと名誉がその怒りにかかっていて、
試されているように感じるからです。
人間社会と呼ばれる大いなる学校での唯一のテストは、
怒りを手放して、愛を受け入れることを学んでいるかどうかだけです。

(以下、略)

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単行本【魂の療法/ ブライアンLワイス】、
文庫本になるとタイトルが【「前世」からのメッセージ】と変更されています。

アメリカの精神科医、ブライアンLワイスさんの本は、
山川ご夫妻の翻訳もすばらしいのもありますし、
エゴを感じない、真のことが持つ特有の涼やかさ、軽やかさ、朗らかさが
感じられるので好ましいです。

長くなりました。
秋の夜長に、こんな本も如何でしょうか。
実話なのがまた面白いです。