ページ

2019/04/06

ノボロギクとネアンデルタール人

写真は、ノボロギクです。
道端でよく見かける野の花です。
深緑色の葉っぱに、黄色い花。
地味かもしれませんが
見かけると微笑んでしまう草花です。

イラクにあるシャニダール洞窟から発掘されたネアンデルタール人の男性の体の
胸のあたりに
ノボロギクなどの野草が供えられていたというニュースが以前ありました。
時をこえて、
亡くなった人を悼む気持ちや
野の花を捧げて亡くなった人をなぐさめたり感謝をあらわしたりしたであろう気持ちが伝わってきます。

それと同時に
ノボロギクがそんなに長い間
地球上にありつづけていることに
感動します。
もともとは日本の植物ではなくて
明治の頃に、ヨーロッパから何かのひょうしに入ってきたのではないかと言われているそうです。
踏まれても 踏まれても
また立ち上がり
たくさんの種子をつけ風にのせて繁殖してゆく力強さが
なんとなく日本のメンタルとリンクしているような気もしますが
ヨーロッパ原産でしたか。

花言葉は、「相談」「一致」「合流」。

わたしがまだ3歳くらいのころ、
なぜかこのノボロギクの花をほぐして
転んだときの膝の傷に擦り付けた記憶があるんですが
大人になって
ノボロギクに止血効果があると知り
前世の記憶なのか??と
愉快な気持ちになりました。
(いまはノボロギクにはピロリジジンアルカロイドが含まれることがわかり積極的には使わないと書いてありました。なので転んだらきれいに洗ってスパジリックCクリームがよいですよね。)

野の花、見飽きないなあ。