カフェモンサンルー

2014/08/03

親になること

「大人」とは、子どもたちが不安にならないよう作り出された架空の概念である、とはたしかいつかさくらももこさんがお話されていたような。うろおぼえですが。
たしかに「大人」になってみて、まさに、と思います。

同級生の命を消してしまった女の子。
本日のNHKニュースには、加害者の女の子の父親のコメントがありました。
そのニュースの中で、
文書を公開した弁護士によると、父親がことし3月に娘から殴られ、大ケガをしたことをきっかけに、
娘に2つの病院で精神科の治療を受けさせるようになったことや、
同居を続けると父親の命に関わると判断し、医師からのすすめで女の子を一人で暮らさせていたとありました。

女の子は毎日何を食べていたのだろう。
食が健全な肉体と精神をつくるのに。
精神科を2つも受診して、何を服用していたのだろう。
ニュースではっきり飲んでいた薬を提示して明らかにしてほしい。

あたたかい心のこもった食事と、
静かに心を通わせる時間や空間があったら。
薬で心を治すことはできないのではないか。心を麻痺させることはできるかもしれないが。


パキシルやルボックス、デプロメール、ジェイゾロフトといったSSRIと呼ばれる薬剤には
攻撃的になったり、人格がかわったり、児童虐待をしてしまったり、異常な行動を起こす副作用があるそうです。
ニュースで痛ましい事件を見かけるたびに、陰にかくれているかもしれない投薬のことについて考えてしまいます。
以下はマイニュースジャパンさんの資料。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構が保有する2004年以降のSSRIによる「障害などの他害行為」または「障害などの他害行為につながる可能性」があった副作用報告全72症例のうち、18症例をピックアップ。
http://www.mynewsjapan.com/reports/displayimage?file=ReportsIMG_J20100401123506.jpg
16歳や17歳の男の子の副作用。職員室で暴れたりお母さんに暴力、隣人にケガをさせ、「このままでは人を殺してしまう、刑務所に入れてくれ」と叫ぶ男の子はルボックスという薬の副作用の可能性大とのこと。
ニヤーと笑ったり、包丁を持ち「死ぬ死ぬ」と叫ぶ、自分の首をしめる、といった行動をとるが本人は全く記憶がないという男の子は、デプロメールという薬との因果関係が明らかという。

心が疲れたときに必要なものはなんだろう。
偽善に惑わされないよう智恵を身につけなくちゃ。

違法なドラッグや薬剤と、
それらの薬の化学式も似ているそうですから気をつけていかねば。

浜六郎さんの資料も参考に。
薬剤によるせん妄→http://www.npojip.org/sokuho/no142-07.pdf
薬のチェックは命のチェック→http://www.npojip.org/


加害者の女の子もだけど、
本当はお父さんもカウンセリングにかかるべきだったのかも。薬剤ではなく。
子どもが出すSOS、出させたのが親ならば。
そして、SOSを受け止めきれないならば。
役所や学校でも病院でもなく、利害関係のない第三者機関で。

写真はNTT出版からでている「父親再生」。http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002066
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