カフェモンサンルー

2011/06/07

白髪考

震災後、がぜん増えた白いものたち。
目標は「かわいいおばあちゃん」なので、このまま真っ白道に突き進もうかと思いました。
「卵巣けい捻転」体験者としては、なるべくその臓器に負担をかけたくないので(ヘアカラーの成分は卵巣に溜まりやすいと聞きました)、ヘアカラーも躊躇われていたし、
また、下水処理場が壊滅的な状態の今、私の白髪のために下水に負担をかけたくない思いもありました。

が。
マスターが悲しそうな目で見るので(マスターだって白髪増えましたのに)
いつか自分でやってみようと買っておいた「ヘナ」を使ってみました。
体験談などでは「くさい」「めんどう」などとうかがっていましたが、
香りはヨモギや抹茶のようですし、粉末を溶かすお湯の温度も42度くらいと湯沸し器からでるお湯をそのまま使えて面倒ではありません。
さらにボウルで混ぜ合わせるのが面倒な私はビニール袋に粉末とお湯を入れ、中でぐちゃぐちゃと楽しく捏ねました。
ほどよく練りまして、これまた面倒なので結んだままの頭で気になる箇所のみに塗り込んでみました。
左官やさんが漆喰を壁に塗りたくるような案配です。
さあ、つぎは頭にラップを巻いてドライヤーであたためるぞ!とラップを探しに台所に行きましたら、
ラップがありませんでした。
面倒くさがって材料を染める前に揃えないからこんな間抜けなことになるのです。
この頭のままではラップを買いにコンビニにも行けません。
仕方ないのでそのままの頭にドライヤーをあてました。
熱くて途中で挫折しました。
冬ではないしそんなに熱しなくても大丈夫だろうと、待ち時間40分(説明書より)を間抜けな頭のままネットの世界へダイブして潰すことにしました。
 
頭が締め付けられるような感覚でふと我に返ると、二時間もたっていました。
ガッチガッチのカツラみたいになっています。なにかのキャラクターのようです。
洗い流せるのか不安になりましたが、大丈夫、ちゃんと洗えました。
結果は、まあまあの出来です。
何回か繰り返したほうがよいようなので、また「ヘナタイム」を満喫したいと思いました。
それにしても、上手に年を重ねるとはなんて難しいのでしょう。
シミもシワも白髪も、いい感じの味わいになってくれたらいいなぁと思います。
アンチアンチエイジング?
 
本日もご覧いただきましてありがとうございます。
明日もよりよい一日となりますように。

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