カフェモンサンルー

2013/02/21

マスターじゃない

犬年だからか、どうなのか
鼻が利く方です。
朝起きて、梅の香りを感じて、近所の農学部までお散歩に行くと、
梅が咲いていたりします。
それから、ここから先は興味のない方にはスルーしていただきたいのですが
人の思考みたいなものにもニオイがあります。
香水などは、その香水が媒体となって、その人の思考のようなものを私の鼻に届けてきます。
だいたいあんまりいいものではないので、逃げるのですが。
先日、マスターが美味しいお酒をいただいて、気分よく帰宅しました。
そのときに「?」と思いましたが、うかがった先の煙草の匂いに紛れ、よくわかりません。
朝起きると、部屋中知らないオジサンの匂いでした。
うひゃ〜、と窓を開け空気を入れ換えます。
飲みすぎて体の調子が悪いのかな、と思いましたが、違うみたいです。
本人はいたって元気なのです。
顔色も悪くないし、まとっている空気も暗くないですから、心配しなくても大丈夫と思い様子を見ました。
次の日も、家の人じゃない匂いがします。
犬みたいにクンクンクン。
これは、マスターに誰かくっついて来てる?!
悪気はなくて、一緒に飲んでたら楽しくて自宅まで着いてきたものの、どうしていいかわからないオジサン?!
スーツを着たふくよかな。
困りました。
でも、いつものようにやってみることにしました。
いまから上の方に、ドアが開きますから、そちらへ行ってくださいね、知り合いや仲間もたくさん待っているし、楽しいところです、とオジサンに声をかけます。
頭上すこし高め天井より上あたりに
白い美しいドアをイメージします。
カチャリとドアが開いて、白い階段がおりてきます。
白い服をきた人たちがおりてきて、迷っている人の手を取り階段を一緒にのぼります。
開いているドアからは、スーツを着たオジサンの仲間らしき方々が、高そうなお酒のボトルを手に振りながら笑顔でオジサンを呼んでいます。
私もオジサンに「さよ〜なら〜、お達者で〜」と手を振ります。
オジサンも笑顔です。
白い服を着た人たちとドアの中に入り、ドアがバタンとしまります。階段もクルクルクルとドアに収納されていきます。
私も感謝をしながら、ハサミでその階段を私の場所から切ります。
これで終わり。
ほどなく、マスターじゃないニオイは、いなくなりました。
軽い寄り道みたいな迷子の方々は、この方法でだいたい大丈夫のようです。
悩みが深い迷子の方や、ご縁の深い迷子の方は、プロに頼んだ方がよいのでしょうね。
人格が信用できて心澄んだ目のきれいな方に頼めるとよいですね。高額な金銭を取ろうとする方や、あやしげな物を売りつける方、へんに威張りんぼの人の場合は、気をつけたほうがよいですね。そのときは、すぐ逃げましょう。
自分の波長を高めたり運動したり、お塩のお風呂に入ったり、セルフケアでなんとかなればよいのですが。

へんなお話でした。
 
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