カフェモンサンルー

2014/11/08

なかにはいる

中に入ってきました。
アコーディオンは風が送られ音を奏で
移動式テント劇場も風が送られることで形を保ち。

風だ。

風のエレメントは、コミュニケーションや情報の橋渡し、知的で新しいアイデアとか、そんなイメージ?

1日からはじまったこのイベントは、もちろん復興支援ということですが、
私はcobaさんのアコーディオンの音色が、和音が、
どんどん上へ昇天してゆくさまを感じながら、
この土地に捧げられた儀式のようなものに感じました。
勝山ボウリングやスケート場だった場所が、
あらたにマンションやなにかの施設に生まれ変わる。
その間の、橋渡し。

チケットを見ると、スペシャルサポートとして、住友不動産と武田薬品工業の名前がありました。
住友不動産は、勝山ボウリング跡地を購入した会社。
武田薬品工業、ということは、あの土地に病院やそのような施設も建つのかな。
農学部もあと4年で移転になるそうですし、その跡地はイオングループが購入されたそうなので商業施設になるのかな。
(農学部跡地は、本当は小学校を移転すればよかったと思うんですよね。
当時の市長にお手紙書いたら、「仙台市はお金が無いので買えません。」というお返事が係りの方から届きました。)

大きく変わる上杉二丁目。
私はもう呼吸が苦しくなってきました。

でも、テントの中ですばらしい音楽を聴いていたら、
土地のかみさまも解っていて、
それでもこの場所がよりよくなるようにと力を尽くしていらっしゃるように思いました。
どうぞ関係者のみなさまは、磐上神社雨宮神社さまにおまいりしていただきたいと思いました。すでにおまいりかとは思いますが。

cobaさんのアコーディオンは、おなかの深い筋肉で響き、
(笑ったとき泣いたとき嗚咽するときにつかう筋肉)
ワーッと叫びたくなる感情を誘われました。
そして、前に勝山ボウリングがあったとき西友スーパーがあって、
震災の後に何時間も並んだことや、
スーパーの方々も大変なのにお店を開けてくださったこと、
父を実家から避難させてきて勝山ボウリングにあったラーメン屋さんで暖をとったことなどなど
思い出しては泣けました。
cobaさんは独身の頃からとても好きで、ライブも行きました。
今回は19年ぶりにライブ鑑賞できて本当に嬉しかったです。
仙台にわざわざ来ていただいてありがとうございました。
面白いMCもさらに面白くて、
泣いて笑ってあっという間のお時間でした。

写真はテントの中、一番気になる茎の部分。
大黒柱や鉄柱がなくて、なんていう名称かわからないけど「茎」って感じ。
夕陽が一瞬あたったときは、外を飛んでいた鳥のシルエットが映って、偶然の演出になりすてきでした。
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