カフェモンサンルー

2017/04/01

最期まで残る感覚は

胎児は、まず7週頃から皮膚感覚が現れ、そのあと、23週ころに嗅覚が、
そして24週には聴覚が発達して、耳が聞こえるようになると言われています。(森永乳業エンゼル110番より)

人が最期をむかえるときも、
最期まで聴覚は残っていると言われています。
私も経験上、残っていると思いました。
だから、
どうせ聞こえないからと、
その人の悪口をいったり、
病室でお金の話をしたりするのは、
その人に対して大変失礼だと思います。

音楽療法をされている佐藤由美子さんの記事は
現場でのお話など大変参考になりました。
【佐藤由美子の音楽療法日記/聴覚は最期まで残る感覚】
https://yumikomusicjp.wordpress.com/2013/11/11/

また、アメリカの精神科医ブライアンLワイス博士の「魂の療法」の中には、
マイアミの高名な外科医の話として、自動車事故にあった患者が意識不明の間に、
外科医と家族が交わした会話を
意識が戻ってからそのまま繰り返せたというお話や、
心臓発作で、意識不明になった女性を、
蘇生チームが生き返らせようとしている間、
体から浮かび上がった女性は
その処置を見ていたり、
最中に医師のポケットからペンが落ちたのを見ていて、
蘇生したあと、ペンがどこからどこまで転がったかを医師に伝えて、
大変驚かれた話が載っています。
しかも彼女は、すでに何年も前に失明していたと。
また、大きな手術をしたあと、
手術の間に記録紙に麻酔医が書いた内容を話した女性も。
麻酔医は、その患者さんの頭から1メートルも離れたところで書いていたのに。

肉体的にも聴覚は残り、
そして意識が朦朧としているときも、体外遊離体験をしたりして、
まわりの会話や様子を認知できるのだと思うと
ケアをしたり、お世話をするときに、
何かを越えるような思いやりの気持ちがわいてくるような気がします。

ブライアンLワイスさんの「魂の療法」、単行本は絶版のようですが
Amazonですと中古本でお買い得ですから、
ぜひ一冊あるとよい本かと思います。
悲しみの中にある方、成長をしたいと思う方に、ヒントをたくさんくれる良書です。

メモでした。
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