カフェモンサンルー

2018/12/19

メモ その2

今年もいろいろありましたね。

6月に
22年前にバイト先で少しの間ご一緒した方が
急にご来店されました。
久しぶりすぎて、お顔を見ても思い出せないほど。あの頃は大学生だったもの。

話し方や、しゃべっているうちに仕草などで
思い出せました。

いまはご実家の青森にお住まいで、
その日はわざわざ高速バスでいらしたそう。
ご旅行かと思ったら
どうも違う。

仙台で暮らしたいから
なんとかしてほしい。
実家でいじめられている。

とのこと。

えー!!
びっくりしたものの
まずはお茶を飲んでいただいて。

すぐに
携帯電話を捨てたいという。
GPSで居場所が見つかると
連れ戻されるという。
捨てたいといいながら
なんだか私に捨てて欲しいそぶりで、
違和感がある。
いや、それはできないよ、と断りました。
家庭事情も、いまの彼女のことも
なんにも知らないのに、何もできないし、
直感でしてはいけない気がして。

日曜日の朝で
お店の仕込みや準備に入ろうという
忙しい時間。

彼女が
足がつくのが嫌だから
わたしの名前で今夜のホテルを予約しろと
言い出した。
無理無理、できないよ。と断る。
そのとき、目の奥に
ギラギラと光る
彼女以外の存在を感じて。
おどおどしたら彼女の口調が
ときどき急に命令口調になる。

あちこち電話してやっと泊まれるホテルを見つけて予約してあげて
その日は帰ってくれましたが。

翌日、またやってきて、
どうにかして欲しいという。
携帯電話は昨日ホテルで捨てたという。
仕方ないので
さまざまな方面に連絡をしたり
知り合いに連絡をしていただいて
身を寄せる場所を見つけてもらい
車で1時間かかる場所に送る。
ありがたく、お願いして、
安心して帰宅。

翌朝、
さあ、仕事がたまってます。
がんばろうとしたら
昨日預かっていただいたお家の方から
彼女が体調が悪いから帰りたいって、
という電話をいただく。
また1時間かけて迎えに行き、
連れて帰る。
その車中で、

最初のとき薬飲んでないって言っていたけど
本当は、もしかして飲んでいたんじゃない?

と聞くと、頷いた。

3カ月前からメンタルクリニックから処方されたやつを服用しているという。


家出したとき、急な断薬になったやつじゃないか?!
聞くと、家出するとき薬も全部置いてきたと。
困惑。
どうすればよいんだ。
病院は行きたくないと言うし、
家族には連絡とりたくないと言うし。
役所にも電話しないでくれ、という。

長くなるので、あとは省略しますが
結局、地元に帰るとのことになりました。
説得して、役所やNPOさんにも電話をして話を聞いてもらい、アドバイスいただき、
さまざまな本や資料を差し上げて、それを紙袋につめて帰られました。
あれから連絡はないので
何とかうまくいっているとよいのですが。
これ以上は、何も出来ないので
頼られてもどうしたらよいかわからないです。ごめんなさい。
彼女の話の内容も、どれが本当で
どれが(薬の副作用による)妄想妄言なのか、よく分からなくなってしまいました。

元々、長年ある家族や個人のものの考え方やインナーチャイルドなどの問題に
薬剤で蓋をしたり、薬剤で感じる心を麻痺をさせても
問題はそこにずっとあるままなので
長期間にわたり簡単に薬剤をつかうことは
その問題を解決する気力も奪い、
時間も浪費してしまう。
気がついたときは、歳をとった自分がいるだけ。
それを選ぶというなら止めないけれど。薬剤がだんだん効かなくなり、
薬剤がどんどん増えて、
さらなる副作用があらわれて、
にっちもさっちも行かなくなったとき
果たして
薬剤を売っていた人たちは助けてくれるのか?
否。

フリーライターかこさんのブログをメモさせていただきます。
悔しいじゃないですか。
なんなんですか、これは。
https://ameblo.jp/momo-kako/entry-12426102957.html

宮城県は全国でも件数が多い旧優生保護法による強制不妊手術。
旧優生保護法を推進してきた精神科医でつくる日本精神衛生会。
このニュースを聞くたびに
いま、薬害で苦しんでいる方々が
公になるのにあと何年もかかるのだろうと
悲しくなります。
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