カフェモンサンルー

2019/02/27

「体罰」にかわる「向精神薬」

先日、児童養護施設に18歳までいたという男性が
恨みがあったとして
暮していた児童養護施設の施設長の命を奪う事件がありました。
誰でもよかった、という供述がニュースに流れていました。

フッと頭に浮かんだのは
児童養護施設での児童に対する
向精神薬の投与問題について。
眠れない子ども、なかなか寝ない子どもに対して睡眠薬や抗不安薬を、
暴れたり協調性がとれない子どもに安定させるためのクスリを、
こういったことをされた子どもは、
いざ、18歳になり
社会へ出て行くとき
飲まされていた薬は施設にいる間は無料でふるまわれますが
施設から出たら必要と感じているなら
自分で病院へ行きもらってこなくてはなりません。
施設での無理やり飲まされていた薬が
嫌だった子どもたちは
急な断薬となり
離脱症状が出て、眠れなくなったり
イライラしたり
そしてせっかく就職した仕事も
薬の副作用や離脱症状による体調不良で続けられなくなり、
どうすることも出来なくなってしまっていたとしたら。
長年の精神薬の投薬は、精神と身体を蝕む。
そして、急な断薬は命にかかわるときもあるそうです。

こちらの記事に
児童養護施設の職員が抱える向精神薬投与へのジレンマについて
書いていらしたのでメモさせていただきます。

【親の気持ち、子の気持ち】さんのブログから。

【児童養護施設の職員が抱える向精神薬投与への揺らぎとジレンマ〜施設職員の語りから 3 】
https://ameblo.jp/angelstairway/entry-12005321349.html
↑↑↑↑↑
ぜひ、関連記事を全部読んでみてほしいです。

幼稚園の先生も
保育園の先生も
小学校の先生も
中学校の先生も
高校生の先生も
大学の先生も

何かあれば
すぐ精神医療につなげるという時代。

また、NHKのクローズアップ現代で特集がくまれ、大変な反響があった
【薬漬けにされる子どもたち】もメモします。
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3213/1.html

さまざまな問題、ニュースの裏に
羊の皮を被ったサイコパスな狼が。
心に作用するクスリの副作用や害を知りながら
仕方ないと自分に言い聞かせて
子どもたちに本当に必要なことをせずに
安易な投薬を続け
大人に成長した子どもたちが離脱症状に苦しんだり
処方された薬物による薬物中毒に一生苦しんだとしても
我関せず、なんだろうか。

先生方は、自分の仕事がはかどるから
子どもたちに薬を飲んでおとなしくしていて欲しいんだろうか。

さまざま考えさせられました。
カフェモンサンルー