カフェモンサンルー

2019/02/15

善意のつもり

この連載をよんで、まず思ったのは
学校の先生が2人出てくるのですが、
1人は年配の女性、
1人は福士先生という若い男性のヘラヘラとしたウケを狙う、お母さんたちには人気の先生。
一見、よいことをしているように
まわりに見せながら
自己保身をとりながら
でも
肝心な、その子の気持ちに寄り添うことをサボり、支配し、
その子がどのようなことを考えているのかを
想像したり共感したりする姿勢が
激しく欠如していて、
その子の話を聞く姿勢をとらない。
LGBTの方だけでなく、
例えばHSC( 敏感にさまざま感じ取れる感性を持つ子ども)の子どもたちも
このような一見善意のような支配や悪夢に
巻き込まれて辛い気持ちで過ごしているのではないかと。
だれか大人でわかってくれそうな人にも
わかったふりをして何回も裏切られたりすると
本当につらい。

親の価値観、
先生の価値観。
それを絶対正しいとされてしまうと
立場が下の子どもは逃げ場がなくなる。
自分がおかしいんだ、自分が悪いんだと
自分を捻じ曲げ押さえつけなくてはならなくなる。

さまざま考えさせられる記事でしたよ。
私はこの先生ふたりは
先生なりたかった動機は何だろうとか、
女性の先生は、みんなの前に立たせる屈辱を与えながら一見擁護しているように見せるやり方がサイコパスだなあとか、
お母さんたちにウケが良い福士先生も、その子が何を感じているかを知らずに
一見励まして俺は味方だぜアピールをしながら、
「ぶりっ子をやめろ」と一方的に
自分が思っていることを押し付けるあたりがサイコパス。
恐怖でしかない。
(お母さんにウケがよい先生というカテゴリーが孕む危険)

少数派は淘汰される学校のあり方から
いま、変えてゆこうと何とかしようとがんばってくださっている先生方も
いらっしゃることも知っている。
未来がよい方向にゆくようにイメージしてゆこう。

読みやすくわかりやすいきれいな文章。
続きを読むのが楽しみです。
【連載: 僕が夫に出会うまで/ 文春オンライン】
http://bunshun.jp/category/boku-ga-otto-ni-deaumade
カフェモンサンルー