今年最初の本
お正月に、本屋さんへ行きました。
日高敏隆さんの本を読みたかったのです。
一冊だけ新潮文庫の『セミたちと温暖化』を見つけたので購入しました。
ゆっくり少しずつ楽しもうと思います。
なんとなく呼ばれている気配があって、本屋さんの中をぐるぐる歩きます。
新刊のきれいに並んだ平積みの中に、一冊だけ横になっている本が。
この本に呼ばれたように感じたので購入してみました。
文春文庫の重松清さん『小学五年生』。
これは、一気に読んでしまいました。
電車の中で読まなくてよかったです。
男の子たちの繊細さを、私は大人になってから気付きました。
もっと早くに気付いていたら、と思います。この本を読んで、改めて男の子たちのがさつさや煩さの裏にある、繊細で多感な苦しみやせつなさを感じました。
今、男の子に関わっている方々にも、昔、男の子だった方々にも、オトコゴコロがわからないワ、という方にも(笑)、おすすめしたい一冊でした。
ネットで欲しい本がお気軽に買うことができるありがたい時代ですが、本屋さんでの偶然の出会いも、これまた素敵です。
紙の手触りや、活字の大きさ、行間の感覚、作者の方の文章の癖など。実際に見て触れることも大切なように思います。
これって、人付き合いと同じかもしれませんね。会ってお話してみないとわからないことも多いところや呼吸の間の相性など。
年の初めによい本に出会うと、今年一年を心豊かに過ごせるような気がします。
本日も読んでいただきましてありがとうございました☆
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