カフェモンサンルー

2011/11/21

ホピ族の子供たち

以下、抜粋です。
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何年も前に、アメリカ先住民のホピ族について読んだことがあります。彼らの教育システムでは、教室で一人の生徒が質問に答えられなかった時、他の生徒はその質問に答えるために手を挙げはしないそうです。最初の生徒にばつの悪い思いをさせ、侮辱するのは、失礼で野蛮なことと考えられているのです。
自分の賢さを先生に見せつけることは大切ではなく、仲間を犠牲にして自分を偉く見せるのは野蛮だとされているのだそうです。
西欧社会の学校では、勿論、答えられなかった不運な生徒を利用して、沢山の手が挙がるでしょう。私達は他人を犠牲にして得をし、仲間を踏み台にしてトップに上がるように教えられています。そして競争的で無情であるべし、自分が踏みつけにした相手の気持ちを完全に無視すべし、と教えられます。無知な生徒の屈辱など忘れてしまえ、今こそ先生に自分を印象づけるチャンスだ、というわけです。
これは暴力の種子であり、私達がまだ若い時に植え付けられます。
私達はこの内なる雑草の本質に気づき、理解して、それを引き抜くこともできます。
しかし、そのためには、自分の真の本質に気づく必要があり、それは容易ではありません。
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Tapping into the power of love
Braian L.Weiss.M.D
山川紘矢・亜希子/訳
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