シャベルが欲しいという子供
逃走していた少年がやっとつかまりました。
悪いことをしたとはいえ、寒い中、心細かったでしょうね。
動画が番組で紹介されていましたが、何回も「日本一」にこだわっていた少年。
お父さんやおじいさんが「日本一じゃないとダメだ」というタイプだったのかなあ。
また、彼女である21歳の女子学生からの信頼を得るため、大学構内で全裸になっていた55歳の男性非常勤講師が保護された事件もありましたね。
女子学生は日頃から情緒不安定だと説明がありました。
男性は
「自分の大事な人を守るために行ったことが、結果としてこのような事態に至ったこと、重ねてお詫びいたします。皆さんには、自分の信頼すること、信じることを貫き通して欲しいと思います。そのとき少しの冷静さも忘れないようにしてください」
とコメントしていたそうです。
ん?違くないか?それは「信頼」だろうか?
共依存、
ジェームスレッドフィールドさんが言う「コントロールドラマ」の「尋問者」と、「被害者」または「傍観者」のパターンだなあ、と
テレビのニュースを見ながら考えていました。
コントロールドラマについて→http://www.geocities.co.jp/Milkyway/6478/drama/drama.htm
「つまようじの少年」と、「情緒不安定な女性」が
本当に欲しかったものはなにか。
考えさせられるニュースでした。
加藤諦三さんのサイトに、【人を育てる】というコーナーがあります。
子育てに悩むとき、自分やまわりの人について考えるとき、拝見します。
【人を育てる】http://www.katotaizo.com/education/index.html
その第一回【子供を甘やかしすぎてスポイルするということはない】が
今回の2つの事件に関係があるような気がしました。
…………………………………………………………………………
子供が「シャベルを欲しい」という。
子供が本当にシャベルを欲しい場合と、
母親の関心を引くためにわがままを言っている場合と二つある。
本当にシャベルを欲しい場合には与えることが望ましいのは勿論である。
問題は、本当にシャベルを欲しくないのに、母親の関心を引くためのわがままを言っているときである。
このシャベルを欲しいと言うわがままは自分に関心を持ってくれという要求である。
親が無関心な上にシャベルが欲しいという要求がいつも拒否されると、どうなるか。
親を恨んで問題児となるか、
自分で自分にしか関心のないナルシシストになっていく。
では、シャベルを欲しいと言うわがままが通る場合にはどうなるか。
次はバケツを欲しがる。
そこで親が放任で次から次へと与える。
この場合、その子はますますわがままになるだけである。
子供が欲しいのはシャベルやバケツではなく、
母親の関心だからである。
(中略)
子供は甘えたかった。
つまり親の積極的な関心が欲しかった。
しかし親の注意を得たいときに親の注意を得られなかった。
そこで大人になっても甘えの欲求が満たされていなくて暴れまわっているのである。
あれをしろ、これをしろという要求は、私に言わせれば、いわゆる「不安なしがみつき」である。
「不安なしがみつき」とは、子供養育研究の権威ボールビーの言葉である。
一般に「甘やかされてスポイルされた大人」と言われている人達は、不安だからわがままを言って、身近な人達にしがみついているだけである。
分かりやすく言えば、絡んでいるのである。
わがままを言って周囲の人の関心を確認したいのである。
子供を甘やかしすぎてスポイルするということはない。
甘えの欲求は甘えられれば解消する。
子供をスポイルするのは親の無関心である。
…………………………………………………………………………
※スポイルとは→台無しにすること、人の性質などをダメにすること。本来の能力を発揮できなくすること。
加藤諦三さんのお話は心にストレートにくる。厳しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
本日もご覧いただきましてありがとうございます。
皆々様に、心より感謝をこめまして☆☆☆
悪いことをしたとはいえ、寒い中、心細かったでしょうね。
動画が番組で紹介されていましたが、何回も「日本一」にこだわっていた少年。
お父さんやおじいさんが「日本一じゃないとダメだ」というタイプだったのかなあ。
また、彼女である21歳の女子学生からの信頼を得るため、大学構内で全裸になっていた55歳の男性非常勤講師が保護された事件もありましたね。
女子学生は日頃から情緒不安定だと説明がありました。
男性は
「自分の大事な人を守るために行ったことが、結果としてこのような事態に至ったこと、重ねてお詫びいたします。皆さんには、自分の信頼すること、信じることを貫き通して欲しいと思います。そのとき少しの冷静さも忘れないようにしてください」
とコメントしていたそうです。
ん?違くないか?それは「信頼」だろうか?
共依存、
ジェームスレッドフィールドさんが言う「コントロールドラマ」の「尋問者」と、「被害者」または「傍観者」のパターンだなあ、と
テレビのニュースを見ながら考えていました。
コントロールドラマについて→http://www.geocities.co.jp/Milkyway/6478/drama/drama.htm
「つまようじの少年」と、「情緒不安定な女性」が
本当に欲しかったものはなにか。
考えさせられるニュースでした。
加藤諦三さんのサイトに、【人を育てる】というコーナーがあります。
子育てに悩むとき、自分やまわりの人について考えるとき、拝見します。
【人を育てる】http://www.katotaizo.com/education/index.html
その第一回【子供を甘やかしすぎてスポイルするということはない】が
今回の2つの事件に関係があるような気がしました。
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子供が「シャベルを欲しい」という。
子供が本当にシャベルを欲しい場合と、
母親の関心を引くためにわがままを言っている場合と二つある。
本当にシャベルを欲しい場合には与えることが望ましいのは勿論である。
問題は、本当にシャベルを欲しくないのに、母親の関心を引くためのわがままを言っているときである。
このシャベルを欲しいと言うわがままは自分に関心を持ってくれという要求である。
親が無関心な上にシャベルが欲しいという要求がいつも拒否されると、どうなるか。
親を恨んで問題児となるか、
自分で自分にしか関心のないナルシシストになっていく。
では、シャベルを欲しいと言うわがままが通る場合にはどうなるか。
次はバケツを欲しがる。
そこで親が放任で次から次へと与える。
この場合、その子はますますわがままになるだけである。
子供が欲しいのはシャベルやバケツではなく、
母親の関心だからである。
(中略)
子供は甘えたかった。
つまり親の積極的な関心が欲しかった。
しかし親の注意を得たいときに親の注意を得られなかった。
そこで大人になっても甘えの欲求が満たされていなくて暴れまわっているのである。
あれをしろ、これをしろという要求は、私に言わせれば、いわゆる「不安なしがみつき」である。
「不安なしがみつき」とは、子供養育研究の権威ボールビーの言葉である。
一般に「甘やかされてスポイルされた大人」と言われている人達は、不安だからわがままを言って、身近な人達にしがみついているだけである。
分かりやすく言えば、絡んでいるのである。
わがままを言って周囲の人の関心を確認したいのである。
子供を甘やかしすぎてスポイルするということはない。
甘えの欲求は甘えられれば解消する。
子供をスポイルするのは親の無関心である。
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※スポイルとは→台無しにすること、人の性質などをダメにすること。本来の能力を発揮できなくすること。
加藤諦三さんのお話は心にストレートにくる。厳しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
本日もご覧いただきましてありがとうございます。
皆々様に、心より感謝をこめまして☆☆☆
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