カフェモンサンルー

2015/02/05

まどみちおさんの言葉

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詩は、それが子ども向けであっても、
子どもを意識して作ると迎合してよい作品はできません。
子どもを喜ばせようと懸命になっても、よいものはできません。
やさしく書けば退屈します、
やさしい中にカチッと歯が立つものがないと———。
それを子どもが自力でかみ砕いていく。



小さい子を喜ばそうとして
お子さまランチの旗を使うようなことをすれば、
子どもにこびることになります。
子どもだって人間。同じ「人間」の部分で仕事をすれば、
相手の心に響かないはずはありません。
子どもが一生懸命考えて「ああ、これだ!」と分かるような
難解さがあることが、
本当に「やさしい」ことだと思うのです。

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詩人まどみちお100歳の言葉「どんな小さなものでも みつめていると 宇宙につながっている」(新潮社)より
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