カフェモンサンルー

2015/02/06

さようなら

レーダーの照射がうまくいかなかったのかなんなのかわかりませんが
雪も降らず、とてもあたたかくいいお天気なので
虫かごを南の窓に置いて、日光浴をしていました。
しばらくすると体があたたまったのか
羽を大きく広げ、バタバタと羽ばたき始めました。

バタバタバタバタ。
太陽にむかって。

見ていたらなんとも言えない気持ちになって、
そっと窓を開け、
そっと虫かごのフタを開けました。

迷うことなく、気持ち良さそうに青空と太陽の元へ飛んでいきました。

数日間さまざま調べたところ
長生きさせるためのテクニックもありましたが
「みつを飲ませたあとは室内を消化のため30分飛ばせたあと、
三角に折った紙の中にしまい、体力を温存させる。」
というもので
成虫の寿命が2週間足らずなのに
紙の中に生きたまま仕舞われる長生きがいいのか
一度でも空を自由に飛んだほうがいいのか、
すごく考えさせられました。

目の前には、えさとして花を咲かせる予定だった大量の「菜の花」があります。
おひたしにして食べるには育ちすぎ、
もう少しして花が咲いたら、
お店の花瓶にいけようと思いました。
もし数日後、菜の花がお店にあったら、
「これか…。」と思ってください。

夕方になり、夜になったら、
私はまた後悔したりあきらめたりするのでしょう。

虫が苦手な家族は
聞こえるくらいの安堵の吐息をもらすでしょう。
カフェモンサンルー