カフェモンサンルー

2015/03/24

白い本、三冊

私たちの目に見える世界だけがすべてではないと思うと心がひろびろとします。
だから人は、そういったお話に心ひかれるのではないでしょうか。

松谷みよ子さんの【異界からのサイン】に引き続き、
グスタフ・フェヒナーの【THE LITTLE BOOK OF LIFE AFTER DEATH】(邦題:【死語の世界は実在します】)を読んでいました。
170年も前に、物理学者であるフェヒナーが書いた本です。
とてもおもしろいです。
フェヒナーさんがなぜこのような大問題を考察しようと思ったのか、興味深く思いました。
字も大きく、行間もゆったりしていて読みやすそうなレイアウトですが、
その空白に満ち満ちた、エネルギーの大きさ、濃密さにクラクラします。

「しかし、人間の魂が覚醒しており、健全であるかぎり、霊が魂の中に入り込んできたり、霊たちの玩具になることはない。
原始の生命力を有し、霊的な引力にあふれた人の魂こそが、こうした霊たちを統合する目に見えないセンターとなる。
魂の中ですべてが一つになり、交差し、相互に意思を伝えあいながら、お互いの中に思考を生み出すのだ。」(P.46からP.47)

明治大学の岩渕輝准教授が、フェヒナーについて書かれていたのでメモ。
【〈生命〉と関わりつづけて〜フェヒナーの生命観を手かがりに/明治大学情報コミュニケーション学部准教授岩渕輝】
http://www.meiji.ac.jp/koho/desukara/professor/2009/katsuyaku36.html

日本図書館協会選定図書にも選ばれたという【フェヒナー博士の死後の世界は実在します】。
松谷みよ子さん追悼コーナーの横に置いてあります。
興味のある方はどうぞご一読を。

写真のもう一冊は、【The Orbs-Japan.com】。
世界で一番うつくしいオーブさんの写真集。
http://www.orbs-japan.com/

もう一冊おすすめするならば、
川田薫博士の【いのちのエネルギー〜そのしくみから、生きる意味を考える】。
世界で初めて「いのちの重さ」を量った科学者。
http://kilei.ocnk.net/product/59

いまの精神医学に足りないものが
必要なのに抜けている情報が、
上の四冊には書かれています。(教育や医療、福祉、にも必要かもしれない)

体は機械じゃないからねぇ。
いや、機械にさえ、魂が宿ると、その質量があったと、川田博士の本に書いてありました。
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