カフェモンサンルー

2015/07/27

その2:悲しいことは全部「うつ」?

続きです。

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昨春には、大手製薬会社のノバルティスファーマの社員が、
大学などの研究機関と意を通じ、
自社の高血圧症治療薬「ディオバン」の臨床研究結果に手を加えていたことが発覚。
医学界を揺るがす大スキャンダルとなった。
そればかりか、彼らはカネにものをいわせて、
著名な医師がディオバンを褒め称える「提灯記事」を医学雑誌などに掲載しキャンペーンを張っていたのだ。
だが、これは氷山の一角にすぎない。
貪欲な製薬会社が生み出した「メガ・マーケット」の代表格が、
いまや国内だけで1200億円を越える「抗うつ薬」市場である。

精神科医で、ノンフィクション作家の野田正彰氏が言う。

「抗うつ薬の市場を作り上げたのは、もちろん製薬会社です。
彼らがスポンサーとなって、

オピニオンリーダーとなるような医師に情報発信させ、

マスコミを動かすという構造ができている。

10年ほど前、一般の雑誌までがこぞってうつ病の大特集を組んだことを、覚えている方も多いでしょう。

80年代以降、製薬業界の寡占化・独占化が進むとともに、
こうした傾向が強まりました。
今では、

ファイザー、

イーライリリー、

グラクソ・スミスクライン、

ヤンセンファーマ、

などの数社が世界を牛耳っていますが、
業界1位のファイザーの年間売上高は約5兆8000億円ですから、
ちょっとした国家予算並みです。」

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続きます。
コピーでほしい方には差し上げています。

子どもたちが、不必要な投薬や治療を受けずに
その子らしい笑顔でいられますように。
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