カフェモンサンルー

2016/01/23

よい本、500円也

むずかしいことをやさしく、

やさしいことをふかく、

ふかいことをおもしろく、

おもしろいことをまじめに、

まじめなことをゆかいに、

そして

ゆかいなことはあくまでゆかいに。

《井上ひさしの言葉より》

上の標語がとても心に響くので
何かを書いたり伝えたりするときの指針としています。

また、だれかが何かを私に教えてくださるとき、
上のようにお話してくださる方は信頼できる!と感じます。

書いてみるとわかるのですが、
上のように書こうとすると、ウソは書けなくなります。エゴも浮いてきますので自慢話などは出来なくなります。
こどもに何かを伝えようとするときの
魂に語りかけるような、自分の命を次につなげるような、
そんな心持ちになります。

本でも、そのような本があります。
そのような本に出会うと嬉しくなります。

先日、脳外科医師であり救急医療に長年携わったのち、
「健康の基本は、日々の生活と代替医療にある」と気づかれ、
さまざまな活動をされている田中佳さんの本を買いました。

とてもわかりやすく書いてあります。

【健康の原点は食と腸にある〜美しい身体づくりと、幸せなこの世の過ごし方〜】

500円です。

ぜひ読んでみてください。
お店の本棚にも置きました。
短い時間で一気に読めますから、
コーヒーを飲みながら♪
おかわりのコーヒーが飲み終わる頃にちょうど読み終わるかもしれません。

私は、約20年前に母をガンで亡くしましたが、
病院での治療は、今振り返ると暴力に近く、思い出すたびに悔しくなります。
治療のため、死期を早めたと思います。
新しく出た抗がん剤を試させてくれと先生に言われ、
わらにもすがる思いで挑戦しました。
それまで2回抗がん剤を受け、なんとか持ちこたえていたところに、
試してほしいと言われた3回目の抗がん剤は、シスプラチンというその頃出てきたものでした。
あっという間に弱りました。
余命一年、とあらかじめ言われていた人に、試すようなものではありませんでした。
先生たちは笑っていました。
看護婦さんも笑っていました。
あれは、何だったんだろう???
命が亡くなる前に、どうせなら試させて?!という感じだったような気がします。データが欲しかったのでしょうか。
いま、シスプラチンの副作用をネットで見てみると、
母はガンで亡くなったのではなく、抗がん剤の副作用で亡くなったのだと理解できます。
生々しく昨日のことのように悔しく怒りと自責の念が沸き上がります。

私も、震災後に心臓の調子を崩して救急車で運ばれたとき、
心臓を焼く手術を勧められました。
その場で入院や手術の日程も組まれそうになりました。
いやいや、ちょっと考えさせてください。とその日は帰りました。
だって、先生は「焼いても治るかはわからないのですが、」っておっしゃるのです。
後日、救急車で運ばれた際の診療費を支払いに行き、
やっぱり様子をみたいと思いますので診察はまたいつかでよいです、と受付の方に言いましたら、
看護婦さんがわらわらと六人くらい出てきて私を囲もうとしました。
カルト宗教か?!と怖くなって、ダッシュで逃げました。
今、私は元気です。

さまざまな人生、さまざまな身体、さまざまな事情がありますので
みなさまそれぞれの選択でよいのだと思います。

その選択をするときの、何か、ジグソーパズルのワンピースとなるようなヒントが
この本には書かれています。

【小さな新刊ができました】http://ameblo.jp/emkanayoshi/entry-12115842267.html

必要な情報が、必要な方へ届きますように。
カフェモンサンルー