カフェモンサンルー

2016/07/11

教育委員会制度改革への危惧

憲法改正誓いの儀式にて、元法務大臣の方が、
「国民主権、基本的人権、平和主義、
この3つを無くさないと、本当の自主憲法にはならないのだ。」
という、耳を疑う意見を述べています。
ぜひ見てください→ https://www.youtube.com/watch?v=KqT6oAoEkFU

小学校の教育で、
人権について、平和について、国民が主権を持つことなどを
教えるなと言うのです。

戦前みたいな考え方です。

【教育委員会は不要なのか〜あるべき改革を考える】
という岩波ブックレットを見せてもらいました。
中嶋哲彦さんの著書です。

2014年6月に、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正案が
可決成立しています。
地方自治体のトップに、
教育や教育行政に関する新たな権限が与えられ、
肝心の教育委員会が今まで以上に形骸化してゆくのではないかと懸念されています。

こどもの学習や教育、人格形成に対する政治的介入が懸念されます。
道徳の教科化による影響も心配です。

帯にある説明をメモします。

《安部政権は、教育委員会の役割を大幅に縮小し、
首長主導の教育体制への転換を意図している。
無責任や隠蔽体質などと指摘され、不要論が勢いを増すが、
役割・権限を縮小したり廃止することが妥当なのだろうか。
教育の民主化のため、という本来の役割が変質した背景を検証。
注目を集めた愛知県犬山市の教育改革に携わった著者が、
地方教育行政と教育現場を活性化させるための改革を提言する。》

風通しのよい地方教育行政、教育現場を願います。
カフェモンサンルー