カフェモンサンルー

2018/04/08

お弁当デヴュー!!

ホームセンターなどの
お弁当箱売り場を通りかかると
未だに謎の焦燥感が沸いてきます。

田房永子さんの毒親あるあるで、
お弁当に必ず髪の毛が入っている、というくだりがありました。
髪の毛というものは、本人の微かな磁気をまとっているような気がします。
妖気アンテナじゃないけども、そういう側面もあり、
また形代、依り代的なこともやるような気がします。
こどもを支配していたい親が作るお弁当に、いつも親の髪の毛が入っているというあるあるは、
納得してしまうようなところがあります。

吉田戦車さんと、伊藤理佐さんの
漫画家夫婦のお子様が幼稚園に入り、
お弁当を作らなくてはならなくなる話で、
「お弁当箱に、ごはんを8割詰めればいい。」という幕内秀夫さんの本【子どもべんとう─じょうぶな子どもをつくる基本食】の紹介がありました。
絶版の本ですが、古本などでまだ売っているようです。
見栄を張るためのお弁当ではなくて、
親も辛くなくて、子どももストレスなく食べられれば、
子どもの頃のお弁当の思い出が軽やかな楽しいものとなるのではないかしらん。

自分が幼稚園のときは、先生がおっかなくて、早く帰りたいといつも思っていたので、お弁当を食べるとお母さんに会いたくて家に早く帰りたくてたまらなくなったような気がします。

自分の子どものときは、
アレルギーや偏食などもあり、
お弁当の日は頭を悩ませていた記憶があります。もう15年も前の記憶。
今だったら、もっと気負わず、上手に適当に作れるのだろうな、と
申し訳なさと、情けなさで、
ホームセンターなどのお弁当箱コーナーで頭の中がスパークしてしまうのでした。

無理なく、見栄を張らず、
自分が楽しめるようなお弁当作り。
頭の中がスパークしてしまったら、
ごはんを8割。海苔とオカカなどで。
あとの2割は、いつものやつで。
罪悪感なく、楽しめますように。
残してきても、頭ごなしに怒らない。
子どもには、子どもの都合があるし、
子どもだけの悲しみや辛さがある。
残してしまって悪いなあという罪悪感はきっとすでに抱えているのですもの。
大人がわからないさまざまを乗り越えてきた登園時間を
ねぎらってあげてほしいです。

お弁当作りの回は、「おかあさんの扉3」に。
戦車さんの「大根の煮物は子供には苦くて弁当には不向き」あるある、ウケました(笑)
窓際の本棚に置いてあります。
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