カフェモンサンルー

2018/06/14

オープンダイアローグ

オープンダイアローグ。
対話による癒し。
薬をつかわなくてもかなりの確率で回復するという精神療法。
フィンランドでの試み。

日本でも必要性が叫ばれ、
これからは
非人間的な薬物療法や脳内に電気を通す電気けいれん療法のような暴力的な治療法から、
人との対話療法へ
シフトしてゆくのでしょう。

人間らしい癒し。治癒への道のり。

だれでも、長い人生の中で
大きなショックをうけたり、
思春期や、更年期のように
自然なホルモンの影響で不可抗力に
体調や、心の調子がくるったり、
価値観を見直す時期がやってきたり、
さまざまな事件が起きるのだと思います。
そのときに
長く我慢していたことや
子どものころから植え付けられたように感じている価値観や、
あきらかに不当な扱いをうけたり、
やりたいことを抑圧してきていたり、
長い間、理不尽な仕打ちをされてきた場合、などなどには
ある日、

プツッと
何かがきれたり
無力感や絶望感を味わい、
体も心も動けなくなることもあると思います。
世界から色が消えるような。

そのとき、
昔の村の長老のような智慧をもつ精神性の高い人が近くにいればよいですが、
諭してくれたり、
話を黙って聞いてくれたり
ものの見方をかえてくれるような
人生について話してくれるような
(ホオポノポノのヒューレン博士の話も興味深い)
成熟した大人が
いまは身近に
いない時代なのかもしれない。

オープンダイアローグを
日本でやろうとすると
国民性の違いや
ピラミッドではなく対等な対話というものに慣れていない環境や、
上から患者やその家族を見下ろし、自分は治療者側であるというようなプライドを手放せず、
普段ならピラミッドの頂点にいる先生やコメディカルの方や、福祉の方などの権力をもつ人が果たして対等にクライアントと対話するくらいの
成熟した精神性を持っているのか、
甚だ疑問ですし、(治療する側のインナーチャイルドの問題や資質の問題)、
本当に信用してよいのか、わからないところもあります。
本当にクライアントの人生を考えてくれているのか。
自分の立場の保身に走っていないか。
自分のインナーチャイルドを理解しようとしているか。
治療者自身の家族との関係はどうか。
先生やコメディカルの方や福祉の方が
何か自分自身の問題を放置していれば、
鏡のように、クライアントとの対話の際に立ち上がって見えてくるでしょう。
そのときに、感情的にならず、攻撃的にならず、役割を演じるのでもなく、
真の姿で真心で対話できるか、ということを
きっと患者さんは期待し求めているし、それが道理なのだと思う。

フィンランドでのオープンダイアログの映像をみると、
スタッフ側がまずお互いと対等に対話できています。
日本で、それができるのか。
日本もよいところはあります。
5人に1人はエンパスという共感性の高い国民性を生かし、
エンパスの能力がある方が
もっと強く意見が言えるようになると
うまく回ると思いますが
いかがでしょうか。

心の悩みを相談にいけば
簡単に病名がついて
簡単に薬が処方され、
その薬の怖い副作用も知らされず、
薬を飲んでから、
焦燥感や、不安感や、不眠があらわれて、
何か違和感があって薬をやめたいと言っても
「あなたは病気なのだから。」と取り合ってもらえず
ひどいときは病気の悪化と決めつけられ、薬が増えて、または
強制的に入院に。
本当に必要なの?

知り合いや、体験された方から
話を聞くと、
日本はこのままでは
どうなってしまうのだろうかと
心配になってしまいます。
優秀な人材が薬の副作用で動けなくなってゆく。

腹立たしいことが続き、
徒然とメモ。

学生さんや、教育関係の方々、福祉に携わる方々、若いみなさんに、
ぜひ見てほしいです。
【オープンダイアローグ フィンランドにおける精神病治療への代替アプローチ「開かれた対話」】
https://www.youtube.com/watch?v=_i5GmtdHKTM

日本だと斎藤環さん(筑波大教授)が
オープンダイアローグについて
さまざま本をだされたりしているようですね。
【看護師のためのウェブマガジン オープンダイアログって何だ?】
http://igs-kankan.com/article/2014/04/000882/

子どもたちにも
簡単に薬を出すのではなく
対話をできるような信頼できる大人を増やすことが
大切なのではないかと思います。

東北は、とくにシャイな人や遠慮がちな方が多い土地柄ですし、
先生に意見を伝えたり、(怒られるかもしれない、来るなと言われたらどうしようなど)
話を聞いてもらうような感じではないけれど
ちゃんと対等に
人と人として
コミュニケーションが普通にとれるようになると患者さんも楽なのでは。
セカンドオピニオンも、他の病院への紹介状も
遠慮してしまい言い出せない、
そんな雰囲気を変えてゆくこととともに
患者さん自身の自尊心をもっと高めてよいのではないかと
話を聞いていて思いました。
それから、フラワーエッセンスやホメオパシーなどの自然療法の活用も大切だと思います。
沢山の選択肢があることを知り、自分で選べるようになってゆけばよいですね。

うまくいきますように。
長くなりすみません。
ありがとうございます。

皆々様に
心より感謝をこめまして。
カフェモンサンルー