歳を重ねると
どんなに外見を装っても
滲み出る心根。
積年の溢れ出す念が
よろしくないものたちを
惹きつけて
眼光は既に
けもの。
邪のものに喰われている。
ああ、こうならないようにしよう。
気をつけよう。
見せられる。
または
現実から少しずれた世界に住まうような瞳、気配。
薬害なのだろうか。
認知症にさせられる、とは浜六郎さんの本のタイトル。
悲しみを忘れて
幸せだろうか。
ぼんやりと
嬉しさや喜びも彼方へと。
きゅうに暑くなったから
自律神経のバランスか。
言葉にあらわせない気持ちが
夜にとけてゆく。
星々の光に
つかのま励まされて。
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