玉石混交の中で
玉石混交のたくさんの情報の中で。
焦りは恐れに、恐れは焦りに。
焦りは恐れに、恐れは焦りに。
これでいいのかな、あれがいいのかな。
悩みながら。
落ち着いて心の中の清らかな部分と向き合う。
ときには友人たちのあたたかい励ましをもらい笑い飛ばしてもらい。
生まれてまだ数年の、小さい体がたくさんのことを吸収しながら成長してゆく奇跡を見ながら。小さい魂が日々発見することを共に、見て、語り合って、笑いあって。
お互いを尊敬しあい、尊重しあい。怒りすぎたら素直に謝って、許してもらい。
でも叱るときには真剣勝負で。
『これ、なあに。
い・ち・ご。
これ、なあに。
フ・ラ・イ・パ・ン。
ことばを教えながら
教えたことばの数だけ
母親は
子どもを手放していく
世界は、いちごやフライパンのように
即座には
答えられないことばに
満ち満ちていて
あなたは
愛ということばを
優しさで知るのだろうか
哀しみで計るのだろうか
それとも
くるりと返った心の
憎しみで
気づくのだろうか
この世は名づけられない世界の総和
私の
手持ちのことばが
間に合わなくなったとき
むすこよ
あなたは
おとなになる
これ、なあに。
尋ねるあなたの瞳の中に
しっかりと
私が
映っていた日』
浜文子さんの詩【ことば】より
今日も読んでいただきましてありがとうございます☆
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