カフェモンサンルー

2009/12/15

☆振動力発電☆

(株)音力発電の若き代表取締役の速水浩平さん(http://www.soundpower.co.jp/)は、小学5年生のころの理科の授業で先生から聞いた「モーターと発電機の仕組みは逆です。」というお話から、スピーカーに音をあてたら発電するのではないかと閃いて、音力発電を思い付いたそうです。
それから小中高校とずっと考え続け、できるはずだという直感をもとに、大学でもまわりから「それは無理だ。」と言われても諦めずに試行錯誤をくりかえし、現在の振動や音力を利用した発電方法を開発した方です。
日本実業出版社から昨年の12月20日に発売された『〜燃料ゼロ排出物ゼロのエコエネルギー〜振動力発電のすべて』という本は、小学生の高学年からでも楽しく読める、わかりやすく親切な本です。(むずかしいことをやさしく。やさしいことをふかく。ふかいことをゆかいに。ゆかいなことをまじめに書くこと。この井上ひさしさんの言葉に私は深く共感します。)
去年この本を読んだとき、感動で胸が震えました。
争いの原因になる石油や、命の危険の可能性がある原子力を使わずに、私たちの日常の動きや音から、必要な電力が発電できるのです。
『ところで、振動に対して得られるエネルギーは、おおよそどのくらいの大きさなのでしょうか。
たとえば、体重60キロの人が1秒間に二歩歩くと、0.1〜0.3ワットを発電できます。これは、歩く度にLEDを一度に100〜300個も点けることができる発電量に相当します。テクテク歩いて発電し、一度蓄電することによって安定的な電力を送れるので、ずっとLEDを安定的に点灯し続けることができます。』本書62頁から63頁より抜粋。
仙台光のページェントで使ったら、すごくよい方法ではありませんか♪
観光客の皆様が、自ら歩くことにより発電した灯りを楽しくながめる。素敵だと思いました。

また『振動電力発電の「発電床」には圧電素子(ピエゾ素子ともいう)というものを使っていることは何度か述べましたが、その圧電素子には、ロシエル塩やチタン酸バリウムなど、いろいろな種類があります。身近でよく知られているものとしては、水晶も圧電素子です。力を加えて変形すると起電圧を生じる、つまり圧電効果があるものを圧電素子と呼ぶのです。』本書54頁より抜粋。


超古代文明アトランティスでは水晶を使ったエネルギーで発展していた話を思いだし、おおおお〜?!と思いました。

仙台光のページェントも賑々しくはじまっています☆
実行委員会の皆様や、関係者方々のご苦労を思うと毎年頭が下がります。
風にゆらめくたくさんの美しい灯りをみながら、大袈裟ですが、やはり子孫の皆さんの幸せな生活に考えが及びます。
ヒマラヤ山脈では、山頂から海生生物の化石が発掘されています。それが何を意味するのか。そしてむかしむかし、大陸はひとつだったという仮説を思います。(パンゲア大陸)大陸が動いているお話です。
地球は生きている、とはすでに定説☆
その上に、仮住まいの私たち。
どんなに穴を掘って埋めてしまっても、地球が生きている限り、そこが海面上昇で海になるか、地殻変動で隆起して山になるかは、誰にもわからないのですよね。


今日は、長いブログになってしまいました。
お忙しい中最後までおつきあいいただき、読んでいただきましてありがとうございます。

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