カフェモンサンルー

2011/04/13

ハンスコパーの本

素人ながら、また、微々たる知識で恐縮ですが、
縄文式土器や弥生式土器を見たとき、
作った方の自然に対する畏敬の念を深く感じたり、
なぜか、行ったこともないのに(顕在意識の中では記憶はない)、
宇宙を感じるようなときがあります。
 
ハンスコパーの作品を写真で拝見したときも
なぜかそんな気持ちになり
おそろしいほどの孤独感と
宇宙の中に漂っているような不安定な気持ちにおそわれました。
怖い、怖い、でも目が離せない。
知っているのに知らない、焦燥感。
でも、遠い思い出を見るような懐かしさでいっぱいになったり。
 
芸術とよばれるものやアートといわれるものは、
人の中に眠っているナニカを起こすための、スイッチを押すのかもしれません。
魂が、ゴトリと動くような衝撃。
実は、ずっと押したかったけれども自分では押せないスイッチを押してくれるそれらのものと出会ったときを
感動
というのかもしれません。

鳥肌や涙は
その魂がふるえて喜んでいる証拠なのかもしれません。
 
いつか実物を拝見する日を楽しみにしたいと思います。
 

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