カフェモンサンルー

2013/11/27

First, do no harm.

片桐航さんのFBにはいつもよいお話が紹介されていて勉強になります。
シェアのお許しをいただいたので先日の記事をご紹介します☆
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「まず何よりも害をなすなかれ」

ヒポクラテスの言葉である。

今日は副作用について話したい。現代医学は基本的にデカルトに始まる生物機械論を基盤にしている。

人体は物質マシーンで、器官や組織はそれぞれ独立し、並列的に関係していると考えられている。

そこには、中医学に見るような、それぞれの臓腑がそれぞれに関係を持つネットワーク式の関係性の概念が欠如している。(もちろん、精神も魂もないのである)

人体というものは現実的には一見関係のないような器官と器官が
あるいは組織と組織が、関係し合って高度に恒常性を保っている。
なので、個々の器官・組織を独立したものとして、治療をすると、この関係性によからぬ影響を与える。

抗ヒスタミン薬を見てみよう。蕁麻疹になったときに、局所に炎症を起こすヒスタミンを阻害する為に抗ヒスタミン薬が使われる。皮膚だけ見ればそれでいいと思いがちだけど、脳ではヒスタミンはニューロンへの栄養量を減らしアホアホ状態になるのね。眠くなる、副作用はその為…。

合成の女性ホルモンもそうだ。体内のエストロゲン・レセプターを見ると女性ホルモンの影響は、体全体に及んでいる。

それは特に血管・心臓・脳等で、合成ホルモン補充療法は、心筋梗塞や脳卒中等を引き起こす副作用を持つ。

最近ヒトゲノムの解析でわかった事だが人間は2万千個の遺伝子しか持たないんだって!!
(当初この10倍あると思われていた)
言うなれば、あちらこちらが似たようなもので出来ているので、ある物質がある器官に作用するならば、あちこちでも作用するという事。
だけど厄介なのは同じ物質であっても、それぞれの器官では全く別の役割を担ってんだな、これが!
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https://www.facebook.com/katagiriwatarucenter
 
 
いつもありがとうございます。
心より感謝をこめまして。

片桐航さんのアンビエントミュージックのレーベル【oSoSoM】から発売されたアルバムから。
【pinpon_tentomusik_M11.mp4】http://www.youtube.com/watch?v=gmAAhuRn0Cw#t=32
 
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