魂の暗い夜
キャロルアドリエンヌさんの【THE PURPOSE OF YOUR LIFE】より
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【第十章 空虚感】
〜空虚感が内面をより深く、豊かにしてくれる手段だったとは、いままで一度も考えたことがなかった。 トニー・シュワルツ〜
《空虚感とは何か?》
誰もが、自分に疑問を抱いたり、世の中とのずれを感じたりした経験があるはずです。
それがどの程度のものであれ、空虚感はほかのすべての感情と同様、知らぬ間に私たちの生活のなかに忍びこんできます。
人生に失望し、友人に「落ち込んでいるんだ」「すべて退屈だ」「何もかもうまくいかず、途方に暮れている」と打ち明けた経験があなたにもあるでしょう。
しかし、意味のある人生の探求という観点から見れば、
平穏な状態を乱すとはいえ、空虚感は必要なものであり、
精神的に成長していくためには避けて通れない通過点なのです。
挫折したり、孤立したり、のけ者にされていると感じたりすると、
どこにも救いが見つけだせなくなります。
人生をこんなふうに見てしまうと、生きていても仕方ないと思い込んでしまうおそれも出てきます。
空虚感は、離婚や失業のように予想もしなかった生活の変化から生まれてくるかもしれません。
また、このような不幸な出来事が起こらなくても、むなしさにとらえられてしまう可能性があります。
空虚感は、生きている実感がつかめなかったり、人から認めてもらえなかったり、
自分が役立たずだと思ったり、目的意識がまったくもてなくなったりするために起こってくるものです。
職業、お金、友人、家族があっても、空虚感に教われる危険性がなくなるわけではありません。
神秘主義者たちは、この深刻な疎外感を「魂の暗い夜」と名づけてきました。
暗いというのは、この状況から抜け出す出口が見つからないことのたとえです。
しかし、朝のこない夜はありません。
それは、この時期を乗り越えれば出口が見つかるということを暗示しているのです。
(中略)
《空虚感にはどのような意味があるか》
空虚感を感じたからといって、あなたに欠陥があるわけではありません。
ましてや過ちをおかしたわけでもないのです。
落伍者だと思い込み、自分につらくあたるのはやめましょう。
むしろ、空虚感を人生の次のステップに移るために通り過ぎなくてはいけない道と考えたほうが、
あなたにとってずっとプラスになるはずです。
この期間は新しい自分が芽生えてくる時期なのです。
(中略)
《空虚感を乗り越えるための方法》
生きているかぎり、空虚感に襲われるのはしかたがありません。
新しい状況が生まれてくるまでは、慌てずのんびり構えることです。
ところが、人間は業績を落としてはならないと思い込んでいるので、
少しでも仕事のペースを落とすと、とたんに
「道をはずれてしまった」「孤立してしまった」
と感じてしまいやすくなります。
むなしさを感じるときは、過去に目を向け、「自分のどこが間違っていたのか?」「なぜこんな気持ちになったのか?」と、ひとりでに原因をさぐりだそうとしてしまうものなのです。
途方に暮れると、人間は白か黒かの二者選択で物事を判断しがちになります。
自分を善か悪か、他人を聖人か悪魔かで判断してしまうのです。
そうこうするうち、他人はみんな幸せなのに、自分だけが不幸だと思い込んでいきます。
誰もが簡単にできるわけではありませんが、この時期の対処として最も有効な手段とは、
むなしさを素直に受け入れ、怒り、孤独、寂しさ、絶望、挫折などの感情を、
ひとつひとつにあまりこだわることなく、
しかたのないこととして頭に浮かんでくるままにしておけばいいのです。
また、この苦しみが永遠につづくわけではないことを思い出すことも大切です。
(以下、略。)
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つづきは、本をご覧ください☆
(人生の意味/キャロルアドリエンヌ/住友進:訳/主婦の友社)
サンルー図書にも置いています。
写真は、言わずと知れた「まいにち、修造!カレンダー」。
プレゼントにいただいたもの。
9日は、【トンネルから抜け出せ!動いて、動きまくれ!】。
「行き詰まっているのか?
真っ暗なトンネルに迷い込んでいるのか?
そんな時ほど、僕は動いて、動いて、動きまくるよ。
トンネルのなかで立ち止まっていたら、光は見えてこない。
今できることを見つけて、一所懸命動きまくれば、絶対に光が見えてくる。
その時がやってくるまで、僕は君の後ろで応援し続けるよ。」
トンネルの中で
外の嵐が行き過ぎるまで
体をあたため、おいしいものを食べ、
体力を温存する時期も大切。
嵐がなかなか過ぎないときは、SOSを発することも大切。
なるべくスムーズに、必要な出来事、人との出会い、大切な情報にめぐりあい、速やかに空虚感から抜け出せますように。
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【第十章 空虚感】
〜空虚感が内面をより深く、豊かにしてくれる手段だったとは、いままで一度も考えたことがなかった。 トニー・シュワルツ〜
《空虚感とは何か?》
誰もが、自分に疑問を抱いたり、世の中とのずれを感じたりした経験があるはずです。
それがどの程度のものであれ、空虚感はほかのすべての感情と同様、知らぬ間に私たちの生活のなかに忍びこんできます。
人生に失望し、友人に「落ち込んでいるんだ」「すべて退屈だ」「何もかもうまくいかず、途方に暮れている」と打ち明けた経験があなたにもあるでしょう。
しかし、意味のある人生の探求という観点から見れば、
平穏な状態を乱すとはいえ、空虚感は必要なものであり、
精神的に成長していくためには避けて通れない通過点なのです。
挫折したり、孤立したり、のけ者にされていると感じたりすると、
どこにも救いが見つけだせなくなります。
人生をこんなふうに見てしまうと、生きていても仕方ないと思い込んでしまうおそれも出てきます。
空虚感は、離婚や失業のように予想もしなかった生活の変化から生まれてくるかもしれません。
また、このような不幸な出来事が起こらなくても、むなしさにとらえられてしまう可能性があります。
空虚感は、生きている実感がつかめなかったり、人から認めてもらえなかったり、
自分が役立たずだと思ったり、目的意識がまったくもてなくなったりするために起こってくるものです。
職業、お金、友人、家族があっても、空虚感に教われる危険性がなくなるわけではありません。
神秘主義者たちは、この深刻な疎外感を「魂の暗い夜」と名づけてきました。
暗いというのは、この状況から抜け出す出口が見つからないことのたとえです。
しかし、朝のこない夜はありません。
それは、この時期を乗り越えれば出口が見つかるということを暗示しているのです。
(中略)
《空虚感にはどのような意味があるか》
空虚感を感じたからといって、あなたに欠陥があるわけではありません。
ましてや過ちをおかしたわけでもないのです。
落伍者だと思い込み、自分につらくあたるのはやめましょう。
むしろ、空虚感を人生の次のステップに移るために通り過ぎなくてはいけない道と考えたほうが、
あなたにとってずっとプラスになるはずです。
この期間は新しい自分が芽生えてくる時期なのです。
(中略)
《空虚感を乗り越えるための方法》
生きているかぎり、空虚感に襲われるのはしかたがありません。
新しい状況が生まれてくるまでは、慌てずのんびり構えることです。
ところが、人間は業績を落としてはならないと思い込んでいるので、
少しでも仕事のペースを落とすと、とたんに
「道をはずれてしまった」「孤立してしまった」
と感じてしまいやすくなります。
むなしさを感じるときは、過去に目を向け、「自分のどこが間違っていたのか?」「なぜこんな気持ちになったのか?」と、ひとりでに原因をさぐりだそうとしてしまうものなのです。
途方に暮れると、人間は白か黒かの二者選択で物事を判断しがちになります。
自分を善か悪か、他人を聖人か悪魔かで判断してしまうのです。
そうこうするうち、他人はみんな幸せなのに、自分だけが不幸だと思い込んでいきます。
誰もが簡単にできるわけではありませんが、この時期の対処として最も有効な手段とは、
むなしさを素直に受け入れ、怒り、孤独、寂しさ、絶望、挫折などの感情を、
ひとつひとつにあまりこだわることなく、
しかたのないこととして頭に浮かんでくるままにしておけばいいのです。
また、この苦しみが永遠につづくわけではないことを思い出すことも大切です。
(以下、略。)
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つづきは、本をご覧ください☆
(人生の意味/キャロルアドリエンヌ/住友進:訳/主婦の友社)
サンルー図書にも置いています。
写真は、言わずと知れた「まいにち、修造!カレンダー」。
プレゼントにいただいたもの。
9日は、【トンネルから抜け出せ!動いて、動きまくれ!】。
「行き詰まっているのか?
真っ暗なトンネルに迷い込んでいるのか?
そんな時ほど、僕は動いて、動いて、動きまくるよ。
トンネルのなかで立ち止まっていたら、光は見えてこない。
今できることを見つけて、一所懸命動きまくれば、絶対に光が見えてくる。
その時がやってくるまで、僕は君の後ろで応援し続けるよ。」
トンネルの中で
外の嵐が行き過ぎるまで
体をあたため、おいしいものを食べ、
体力を温存する時期も大切。
嵐がなかなか過ぎないときは、SOSを発することも大切。
なるべくスムーズに、必要な出来事、人との出会い、大切な情報にめぐりあい、速やかに空虚感から抜け出せますように。
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