カフェモンサンルー

2014/01/28

母の質

「こころのホタルの心の日記」さんに
【母の質】という一篇の詩が紹介されていました。
心に響きましたのでシェアのご了承をいただき
こちらにもご紹介させていただきます。
昭和25年生まれの友原康博さんという方が
中学三年生のときに綴られた詩だそうです。
そのあと統合失調症と診断され、長く入院生活を送られたそうです。
たくさんの子育て中のお母さんお父さんたちに読んでいただきたいと思いました。(いらいらしてしまうお父さんは、「母」を「父」にして感じてみるのもよいかもしれません。)
子どもがどんな気持ちで生活しているのか。
振り返り考えさせられることばたちです。
 
元は、単語ひとつごとに段落を変えて書かれているそうですが
大変長くなってしまいますので
こころのホタルさんがつなげて写してくださったものを転載いたします。
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「母の質」
 
母の質
 
いつもいらいらしている母の質

私は母のいらいらを厳しく知る
 
それが私を悩まし
 
私をそくばくしようとしている
 
だから涙が自然と流れ
 
あわれみを感じる私の心なのだ
 
だから私も母の気持ちを理解してやらねば
 
ますます暴れ乱れ
 
父をえいきょうしてしまう
 
だから私がしっかりと母の姿を見ることによって
 
母は母らしくなり
 
家庭はえんまんになって
 
一日一日うれしい家ぞくとなって
 
去るのだ
 
だから一日も早く
 
母をいらいらさせないように
 
心をつめている
 
私が生命をたちきるのである
 
私はそれを実行してゆき
 
母の質をもっともっとわからなければならない
 
それが母を神経質にさせることがなくなって行く
 
母の表情にも母らしい愛情がわいてくるではないか
 
私はそれを早く実行して行き
 
やさしい家庭となって
 
やさしい心をもやしてやり抜きたい
 
私はいつまでも考えているのだ
 
だから母が殴ってもけっても
 
決して抵抗しない人格を作って行き
 
すべて母と言う質をもっともやし
 
流れるリズムを作って
 
人生の個性をはっきりと写していけば
 
これだけ嬉しい物ではない
 
だからすべての恐怖を
 
かいけつしていかなければならない
 
主体がのしかかってくるのだ
 
だから家庭をもりかえして行きつづける行為を
 
無視してはならないことを
 
私はじ覚し
 
母の乱れを早くみつけ出して
 
母をきっと
 
やさしくしてあげたい
 
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