なさけない電話
電話が鳴る。
仕事の手を止め、電話機に走る。お客様のオーダーもお待たせしながら。
取る。もしもし。
NT○の代理店の○○の○○と申します。
ああ、またか。
丁寧に断るのですが、ときどきしつこい人がいる。
さっき受けた電話は、甲高い年配の女性の声。
社長さんはいませんか。
いないなら社長さんの奥さんか娘さんはいませんか。
社長さんの携帯番号を教えていただくのでもかまいません。
すごく威圧的にまくしたてる。
「どうして見ず知らずの貴女にそのような個人情報を教えなくてはならないのですか?」
と、静かに聞いてみた。
あ、そうですか。ガチャリ!!!
と、電話が切れた。
ああ、これはなんだ。
ひき逃げ、当て逃げ、された気分。
おばさんよ、カルマは還るよ。
そしてこれは、私が昔、だれかに似たようなことをしたカルマが還ってきたのか?!
さまざまな気持ちを
うつくしい水色の絹の布に包んでしまおう。
ありがとうございます。
ごめんなさい。
あいしています。
私の平和。
仕事の手を止め、電話機に走る。お客様のオーダーもお待たせしながら。
取る。もしもし。
NT○の代理店の○○の○○と申します。
ああ、またか。
丁寧に断るのですが、ときどきしつこい人がいる。
さっき受けた電話は、甲高い年配の女性の声。
社長さんはいませんか。
いないなら社長さんの奥さんか娘さんはいませんか。
社長さんの携帯番号を教えていただくのでもかまいません。
すごく威圧的にまくしたてる。
「どうして見ず知らずの貴女にそのような個人情報を教えなくてはならないのですか?」
と、静かに聞いてみた。
あ、そうですか。ガチャリ!!!
と、電話が切れた。
ああ、これはなんだ。
ひき逃げ、当て逃げ、された気分。
おばさんよ、カルマは還るよ。
そしてこれは、私が昔、だれかに似たようなことをしたカルマが還ってきたのか?!
さまざまな気持ちを
うつくしい水色の絹の布に包んでしまおう。
ありがとうございます。
ごめんなさい。
あいしています。
私の平和。
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