カフェモンサンルー

2016/11/05

農学部雨宮キャンパス

昨夜、テレビで「となりのトトロ」を見ていました。
どんぐりや、木々の枝がからまる中にある秘密の小道……。

ちびっこが小さいときは
農学部の中をお散歩させていただきながら
どんぐりの木々の並ぶ小道でどんぐりを拾い、
ネズミモチの木に他の植物がからまり秘密の基地が中に隠れているのではないかと想像したり、
小さな野鳥、シジュウカラなどがみずたまりで水浴びしているのを観察したり、
風がゴウゴウと北から南に抜けて行く音を木の葉の擦れ合う音で感じたり……。
南側にある観音様は、
むかし、この土地が二高だったころにいらした粟野先生というすばらしい先生をモデルに作られたそうです。
夏目漱石の「三四郎」に登場する広田先生のモデルになった方らしいです。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_73037.html

震災直後、不安になると地面の土が見たくて、農学部に行っていました。
土や植物を見ると心が落ち着きました。
そして、粟野観音を見て、やさしい微笑みに癒されていたのですが、
今日お会いした粟野観音様は
なんだか難しい顔をしていたように感じました。

これから落葉樹が葉をおとし、
夏とは違う、うつくしい枝ぶりをみせてくれます。
ユリの樹は種をプロペラのようにくるくる回しながら落ちてくるので、
小さいお子さまがいる方はキャッチしたりして遊んでみてはいかがでしょうか。
(車に気をつけて)

たくさん遊んでもらった場所です。
なるべく大きな木々を残してもらい
野鳥や虫たちの生態系や生息空間を守ってほしいなあ……と祈ります。
カフェモンサンルー