カフェモンサンルー

2016/12/10

先月の津波のあと

仙台港の向洋公園の駐車場が入れるようになったと聞いたので
海を見に行ってみました。

駐車場から浜辺におりると
私が勝手に「野バラの小路」と名付けていた小さな道がすっかり様変わりしておりました。

重機の入った跡もありましたから
津波で倒れそうになっていた立ち木をわざと倒したのかな……。

しばらく呆然と風景を眺めていましたが、
一番手前の倒れた木に誘われて
腰をかけました。

ちょうどよい高さ。
南側を向いて座るようになるので
目の前に昇っていた太陽からあたたかい光を燦々と受けながら。
裸足になって砂の上に足をなげだして。

野バラは津波をかぶっただろうけれど、実をたくさんつけていました。

うまく言葉で言えませんが、
とても優しく受け止めてもらったように思いました。

8月の台風、11月の津波、大変な一年でした。

温暖化だ!と騒ぎビジネスをしながら、
気象改変技術により気象ビジネスでまた暗躍している輩もあるのだろう、とやるせなくなりながらも

野バラの生き生きとした繁り具合や、
太陽や青空や、そこにある活力小球たちや、海、波の音………

ぐんぐんと元気がでてきました。

鳥たちもたくさんいました。
トンビはいましたが、昨日はカモメを見かけませんでした。
トンビは目の前に何回も来て、
翼で上手に風に乗り、
尾翼をおしりの筋肉で上手に操って舵をとっているのも見せてくれました。
へー!そんな風に舵をとるんだね、セクシー(笑)!
と感心してしまいました。

人間なんていないほうが、
地球にはよいのだろうに。

遠い遠い遠い昔に、
ご先祖さまが地球へやってきてから
ずいぶん迷惑をかけつづけているのに
まだ堪えてくれているのが本当にありがたい。
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