カフェモンサンルー

2018/02/17

日曜日も営業しています

本日も
寒い中をご来店いただき
誠にありがとうございました。

明日も12時から営業いたします。
日曜日は19時まで開いています。

皆様のお越しを心よりお待ちしております♫

薄羽美江さんの本【賢者の本】の中に、
宇宙物理学者の佐治晴夫さんの講義がありますが、
その中の【第9回 創成のイノベーション】、2「リベラルアーツ」とは何か?〜詩人の心と科学者の目〜
から佐治晴夫さんと、詩人の谷川俊太郎さんの会話が面白かったのでメモします。

佐治さん「遠くの銀河を観測すると遠ざかっていることがわかりますから、宇宙というのは膨らんでいるんです。」

谷川さん「そうですか。宇宙は膨らんでいるのですか。だからみんな不安なんですね。」

佐治さん「地球と月は引力で引き合っています。目に見えない力で引き合っているのです。」

谷川さん「そうですか。万有引力というのは孤独な力ですな。」

佐治さん「いえいえ、相対性理論で言いますと、時間と空間で世の中はできていますが、時間と空間がひずんでいることで引力が生まれるんです。宇宙というのはひずんでいるのです。」

谷川さん「そうですか。宇宙はひずんでいるんですか。それゆえに人々は求め合うんですね。」

(谷川さんの「二十億年の孤独」という詩からのやりとりのようです。)
そして続きの文章にはこうあります。

…………………

言葉というものがもつ曖昧さゆえに、
詩や文学というものがあるわけで、
となると曖昧さがいいとも悪いとも言えなくなってしまいます。
そんなことを前提として、世の中の真実を追求していく姿勢、これが「リベラルアーツ」です。
数学の理詰めだけでやってもダメなんです。
数学を解くには感性が必要です。
私の友人の数学者は、
「夕焼けを見てきれいだと思えない人間には、数学はわからない」というのが口癖です。
美しいと感じる心というのは、とても大事です。

………………
カフェモンサンルー